



オンドでは毎年、オリジナルの年賀状を企画・制作しています。
デザインコンセプトは「来年届くのが楽しみになる」。年のはじまりに、少し笑えて、少し元気が出る体験を届けたいと考えています。
アイデアを考えているとき、「虎だ。お前は虎になるのだ。」
そんな声がどこからか聞こえた気がしました。
プロレス好きにはおなじみの名フレーズ。
闘志がじわじわ湧き上がり、つい拳を握りたくなるあの感じです。
…とはいえ、本当の発想の起点はもっと現実的でした。
「マスクが必須な世の中」
マスク、マスク、と考え続けていたら、たどり着いたのが“こっちのマスク”だったわけです。
紙でできた小さな虎のお面。
手に取り、顔に合わせるだけで、ちょっと笑ってしまう。
耳にかける輪ゴム用の穴も仕込み、実際に“装着できる年賀状”にしました。
周りの人までつられて笑顔になる光景を、制作段階から妄想していました。
そして、この年賀状に込めた新年の抱負はこうです。
「チャンピオンベルトをかけた試合前のように、鼻息荒く、体温高めで一年を闘います。ぜひオンドとタッグを組んでください。」
勇気とユーモアをもって、実際に顔につけてくれた方もたくさんいました。
絶妙に小さなサイズ感なので、男性が装着すると顔がギュッとなり、なかなか愉快な絵面に。
楽しんでいただき、本当にありがとうございました。

めんべいは、かつてお面をかぶって博多の街を練り歩き、人々を笑わせるために生まれた文化が起源だそうです。のちに演劇へと受け継がれた、ユーモアの象徴。
福笑いと並べることで、「笑う門には福来る」を裏テーマにしました。年のはじまりは、ちょっと笑えるくらいがちょうどいい。
来年も、どうぞお楽しみに。
All|折尾 祐希